ロシアW杯!決勝トーナメント1回戦…

ついにベスト8が出揃いました。前回の記事でした予想はイングランドvsコロンビア戦以外は全部当たったので自分でも結構驚いてます()。ちゃんとグループステージ見てたことの証明かな。

 

日本代表はベルギーに2-3で負けてしまいました…。前半を0-0で耐えきり、後半開始早々にカウンターから先制、さらには直後に追加点と後半7分で2-0リード。しかし、ベルギーが一気に選手を2人変えると流れはまたベルギーに傾きました。フェルトンゲンがヘディングでゴール前に向けて入れたボールがそのままゴールに入る不運というかおい川島、というような失点で1点返されると、直後には途中出場のフェライニにゴールを奪われ同点に。日本も本田圭佑と山口蛍を交代で入れますが、後半アディショナルタイム本田圭佑コーナーキッククルトワが直接キャッチし、カウンターから失点し2-3。ほんとにラストプレーで決められましたね。

サッカーは「2-0は危険なスコア」とはよく言うもので、実際2-0から2-3に逆転される試合は結構あるのですが、まあ今回は日本と世界トップレベルとの差を思い知らされたのだな…と言う感じですね。

 

  今大会、ハリルホジッチから西野朗に監督を変更したことにより、自分たちのプレースタイルを貫くことを諦めて相手を分析し、相手対策を第一としたサッカーをすることになりました。おかげでグループステージでは前評判を覆す結果になったと思います。ベルギー相手にしっかり先制される前に先制できたのもこれのおかげかと。しかし、やはりW杯優勝をほんとに目指すのだとすれば誰か長期的に監督と契約して日本に確立したプレースタイルを刻まなければならないのかもしれません。W杯が終わるごとに監督が変わり一からチームを作り直してるようではベスト8の壁を突破することすら難しいのかなあと感じてしまいます…。次の監督の噂もちらほら聞こえて来ますが、僕個人としては森保一東京五輪世代と兼任させるのが一番いいのかな、と思う次第です。てか協会の上の方の人の刷新も必要なのでは…。

 

 

ってことで決勝トーナメント1回戦を振り返っていきましょう。

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画像はサッカーキングより

 

まずはウルグアイ🇺🇾vsポルトガル🇵🇹

ウルグアイの堅守は決勝トーナメントに入っても健在でした。失点はコーナーキックからの1点のみ。流れの中ではクロスをしっかりはじき返し、奪ったらカウンター。終わってみればカバーニの2ゴールで勝利、と狙い通りの展開でしたね。カバーニが負傷退場したのが気になります…。

 

続いてフランス🇫🇷vsアルゼンチン🇦🇷

ムバッペがハーフライン前からボールを受け取ると1人でペナルティエリアまで侵入しPKを獲得。これが決まり、以降もフランスはカウンターでチャンスを作り続けフランスの勝利は決まりかな、と思った中ディマリアのミドルシュートで同点に追いつき前半が終了。後半に入るとセットプレーの流れからアルゼンチンが逆転するまさかの展開。しかしフランスはその後パバールのスーパーバレーとムバッペの2得点で再び逆転し4-2。試合終了間際にアルゼンチンはアグエロが一点返すもののそのまま試合終了。終わってみれば4-3と激しい打ち合いでした。フランスは3失点したもののチームとしてはかなりの完成度でした。

 

続いてブラジル🇧🇷vsメキシコ🇲🇽

前半こそスコアレスで折り返すものの、後半に入るとブラジルが攻め立てました。予想通りメキシコはスウェーデン戦から立ち直しきれなかったようで終わってみれば2-0。ブラジルとしては特にヒヤヒヤすることもなく危なげない勝利ですね。

 

日本🇯🇵vsベルギー🇧🇪は書いたので、続いてロシア🇷🇺vsスペイン🇪🇸

スペインがボール支配率76%、シュート24本と試合の主導権を握り付けた試合。しかし結果だけ見ればスペインの得点はセットプレーからの1点のみで、ロシアはPKで追いつき、その後PK戦までもつれこみロシアの勝利。延長戦まで含めて120分間ひたすら引き続けたロシアディフェンスをスペインはポゼッションサッカーで崩すことはできず、最後には圧倒的アウェーな環境のPK戦で敗北。2010年南アフリカ大会でパスサッカーで優勝をしたスペインだが、もう時代はパスサッカーではなくなったということだろうか…。

 

デンマーク🇩🇰vsクロアチア🇭🇷は開始から3分でお互いが1点ずつ取り合う波乱の展開に()。しかしその後は両チーム合わせて36本のシュートを打ち合うもののゴールを破るシュートはなくPK戦へ。クロアチアは延長後半にPKを獲得していたんですがモドリッチのシュートはシュマイケルに止められてしまいました。PK戦では両GKが止めまくりました。が、結局クロアチアの勝利。延長後半のPKが決まらず流れがデンマークに傾いた中勝利を奪い取ったのは流石ですね。

 

スイス🇨🇭vsスウェーデン🇸🇪はスイスが主導権こそ握り続けたものの、前回記事の予想通り何かパッとしないがそのままこの試合も続き、点を決めることができませんでした。結果として見ればスウェーデンはフォルスベリのシュートが相手DFに当たってコースが変わって入った一点での勝利ですが、スイスのコンディションを考えれば勝利に値する試合だったと思います。

 

イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿vsコロンビア🇨🇴はスタッツを見ても支配率シュート数ともにイーブン、両者譲らぬ試合でした。グループステージの日本戦で試合開始早々にハンドをしてPKを献上したカルロスサンチェスがまたもPKを献上。お国に帰ったら命が危なそう…。しかし後半ロスタイムにコーナーキックから同点に追いつくとそのままPK戦へ。なんとか勝ち切ったイングランド、この決勝トーナメントの山のメンツで決勝まで行かないわけにはいかないサッカーの母国の意地ですね。

 

 

さて、ベスト8が出揃ったわけですが、ここからは準々決勝の展望を。

まずはウルグアイ🇺🇾vsフランス🇫🇷

エースカバーニの欠場が濃厚となったウルグアイはカウンターの迫力が欠けるもののここまで続けて来た堅守が健在なら勝利の可能性は十分にありえます。フランスは引くウルグアイDFに対して1回戦で活躍したムバッペのスピードが通じるかは怪しく、少し難しい戦いになるでしょう。注目はジルーとここまでPKでの得点しかないグリーズマン。トップとトップ下としてチームの11人の中で一番オフェンシブな2人がウルグアイディフェンスをどう崩すかですね。難しいですがウルグアイの得点力が足りないと見てフランスの勝利予想です。

 

続いてブラジル🇧🇷vsベルギー🇧🇪

FIFAランク1位のドイツがグループステージで敗退した中、FIFAランク2位対3位と言う頂上決戦ですね。危なげない1回戦だったブラジルと死闘だったベルギー、1回戦の勝ち抜け方は対照的ですがベルギーのアタッカー陣をブラジルが止め切れるか。ここでブラジルがしっかり止め切れるのならベルギーは成すすべがないですね。ベルギーのDF陣は日本戦でも露呈したように脆いですからブラジルのアタッカー陣は止められないでしょう…。前々から優勝予想してる通りですし、ブラジルの勝利予想です。

 

開催国ロシア🇷🇺vsクロアチア🇭🇷はともに1回戦をPK戦で勝ち抜けたチーム同士。ロシアはスペイン戦同様ディフェンスを固めて臨むでしょうが、クロアチアはスペインほどポゼッションにこだわらないと思うのでロシアがボールを待つ時間がスペイン戦よりは長くなると思います。そこでロシアが前に重心をかけた時にミスをするとクロアチアにカウンターを食らってしまう気がするので、ロシアがどこまでディフェンスチームを貫けるかが一つのポイントかと。ロシアのフォーメーションがどこまで縦に膨らんでしまうか次第ですね。クロアチアが勝つでしょう…。

 

最後にスウェーデン🇸🇪vsイングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿、ここまでの闘いぶりを見ればイングランドの勝利は固いです。なによりディフェンシブなスウェーデンに対して、今までしっかりセットプレーで点を取れているイングランドは相性が良いです。スウェーデンは何回かあるであろうカウンターのチャンスを仕留めたいところですがイングランドは攻める時3バックはしっかり残ってますからそれもうまくいくかどうか…。

 

あんなに毎日試合があったW杯ですが、残っているチームが少なくなるにつれて試合が少なくなり、もう毎日のようには試合はないです。睡眠不足も解消されそう…(p_-)